近年、オクターヴキィ2本、3本と付いた楽器が普及していますが、キィの押し間違いが起きやすいため、改善策を検討しておりました。右手親指の位置が2番ヴァルヴのレバーの位置で安定すると右手小指が操作しやすいため、ネジで付け外しが可能な可動式フィンガーフックを考案いたしました。右手親指が写真のようにレバーの下の位置で安定すると薬指にも力が入りやすく、早いパッセージも演奏しやすくなります。
管に装着するリング内部にはフェルトを付けているため、楽器に直接当たりません。管が細い場合はフェルトを追加することで対応可能です。
オクターヴキィがない楽器の場合は、ピストントランペットの指掛けと同じ位置に装着することが可能です。左手だけで楽器を支えるのがきつい方や、ミュートの付け外しが速い曲でも重宝します。（ピストントランペットのように右手だけでは支えられないため、ヴァルヴを押しながら演奏は出来ません）
※ 2021年4月から販売を再開した銀メッキ仕上げは、ネジの位置を反対側（ヴァルヴ側）に変更いたしました。すでにご購入頂いたお客様から、ネジが手前よりも奥（ヴァルヴ側）の方が、フックを付けやすいとのご要望にお応えした形です。
※ ネジで固定するため、チューニング管のスライド外管（ニッケルシルバー製）の部分に装着してください。ベル部分に付けると管が歪む場合がございます。
※ ピストントランペットのマウス（リード）パイプにも装着可能ですが、多くのマウスパイプはイエローブラス、ゴールドブラス製です。ネジの締めすぎによって管が絞られた状態にならないように自己責任においてご使用ください。
